過去を感じ、未来を思う

昨日は、母校の定期演奏会に行ってきた
かろうじて残っている当時の後輩が
今年最後の舞台になる

舞台に乗るメンバーも
指揮をふる先生も
当時とは違っていて
変わってしまったことも
たくさんあったけど
それでも変わらない、
なにかエネルギーのようなものを
感じる2時間だった

おわったあとの
打ち上げには顔を出さず
同期の仲間、3人だけで飲みに行く

まだ学生をやっているヤツの
就職がきまった
いろいろ回り道をしてきたけれど
ようやく長くいられる道が決まったのかな
他人が決めることじゃないけれど
なんとなくほっとして
嬉しい話しだった


卒業旅行でみんなで北海道に行った思い出
実家に帰ると会える甥の可愛さ
当時の指揮者の先生の近況
今、自分がやっている仕事

共有する体験が下地にあるからこそ、の
くつろいだ時間を過ごした

帰りの駅に向かいながら、
気持ちの良い夜だな〜、と
空にむかって
何度も何度も吐き出した


メインの仕事以外で過ごす時間が心地よい
そう感じはじめたのはいつ頃からだろう

忙しくて、心を亡くしかけている自分を
こんなとき、ふと思い出す

やりたいことはたくさんあって
今の仕事もその中のひとつであるからし
やりたいことが
できてないわけではないのだけれども

でも、いまの仕事のスタイルを
自分のライフスタイルにしたくないような
そんな違和感を持つ

朝早くから会社に行って
夜遅くに帰ってくる
そんな生活は、おそらく生きていくための
絶対条件ではないはずだ


まだ独り身だけれど
将来所帯を持って
家族を養うことになるのだろう

最低限、食って生きていき
たまにささやかな贅沢をするだけならば
そんなに収入はいらない

家族を第一にするような生き方をしたい



過去の思いに身を浸し
未来のことに思いを馳せる

暗い部屋で酒も飲まず
じんべえ姿に涼しい窓の風を感じつつ

前のめりの体をもとに戻す